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新しい朝が来た

その日暮らしなワタクシのこと
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タフだったその日

いよいよ佳境です。実際、今回の騒ぎで一番タフな一日だった日のことを思い出しながら書いてみます。精神的にもかなりキてたので、記憶が変なところもあるかもしれません。


さて、7月31日。
明け方近くに布団に入ったので、睡眠時間は正味一時間半ほど。弁当を作る時間は勿論ないので、とにかく子供たちを起こして仕度をさせ、必要なものを更に持たせ、自分自身の試験のための参考書などの資料を抱え、大急ぎで車に乗り込んでお世話になるお宅へ急ぎました。途中でコンビニに寄り子供たちの昼食を買い、私は眠気覚ましのガムとコーヒー(無糖)を買い、電話で教えていただいた道順をきょろきょろしながら向かいます。朝日がまぶしい午前7時半、子供たちを託して私は高速道路に乗り、試験会場に向かいます。
高速道路を介して正味一時間で試験会場に到着しました。
開場時間までまだしばらくありましたので、周囲を散歩がてら近くのコンビニに行き私自身の昼食とドリンクを買いました。
睡眠不足のせいか、試験への緊張のせいか、はたまた夫のことでいろいろネガティブな感情が渦巻いていたせいか、ものすごく動悸が激しくて、なぜか手もぶるぶる震えていたりして、体調は最悪でした。

試験はまず、午前中の講習会受けた後、午後に始まります。私はとにかく最前列に陣取り、まるでマラソンをしているようにどきどきする心臓をなだめながら、必死に蛍光ペンを資料に走らせていました。

夫には出掛ける前に「今日は一日家を留守にするので、着替えなどを取りに来るなら是非どうぞ。ただし、家に来た、という痕跡を必ず残してください」とメールをしておきました。
私の顔を見たくない夫が、家に寄ることがあるなら、そうすればいい、と思ったからです。返事は相変わらずありません。しかし、いつ連絡が来てもいいように、机の上に携帯を置き、講習を受けていました。講義に集中しようとしているのですが、ものすごい勢いで拍動する心臓のせいか、ついつい夫のことを考えてしまいます。
もしかしたら友人の家に立ち寄っているかもしれない。連絡を取っているかもしれない。そういえば送ろうとして送れなかったファックス用紙が電話の傍に落ちていた。送ろうとしていたのは学生時代の共通の友人で、やはり精神的に疲れていて、以前相談の電話をかけてきたことがあった人だ。夫の事情を知っている友人に電話をかけてみよう。警察に捜索願を出す前に、とりあえずやれることはやったほうが良いだろう。
私自身が家で夫を待っていられない、落ちるわけにはいかない資格試験、子供たちを他人に預けている。そんな不安定な今日の私の状況が、一向に治まらない動悸とあいまって、全く形容し難い精神状態だったように記憶しています。
講習の休憩時間に、何人かの友人に電話をしました。夫が行方不明だというとみな一様に驚いた様子でしたが、夫のことや、私がそういう状況についてどう思っているかよく知っている人たちばかりでしたので「頑張れ」と言ってくれました。それだけでどれほどほっとしたか分かりません。

待つしかない、というのは本当につらいものです。しかしただ静かに待つことをすら許されないと言うのもつらいものです。
私は最悪の状況が何度も頭をよぎるのを抑えながら、蛍光ペンを走らせ続けます。

最悪の状況。
一つは夫がこれっきりもう二度と家に帰ってこなくなること(生死を問わず)
もう一つは、いったん家に帰ってきた上で、夫婦としての関係を終わらせること。
二人の関係が終わりを迎えることになるなら、せめてきちんと話し合い、納得の行く形で終わらせなければならないだろう。そんなことをぼんやりと考えたりしてしまうのでした。

昼食をとった後も、友人とメールや電話のやり取りをしながら、夫にも何度もメールを入れたり、留守電にメッセージを入れたりしました。しかし、夫の携帯は電源すら入っていないようで、すぐに留守番サービスに繋がってしまいます。メールはちゃんと送信できているようなので「とにかく連絡をほしい」というメッセージを受け取ってくれることを祈るばかりなのでした。


試験勉強が功を奏したのか、試験本番は大変スムースに終わり、私は終了時間を待たずに会場を退出しました。結局最後まで動悸が治まることはありませんでした。
私はすぐに子供たちを迎えに行き、帰宅しましたが、夫が帰宅した痕跡は勿論、メールや携帯への入電もありませんでした。

暗澹たる気持ちになり、もうすっかりあきらめ気分で、ぼんやりしていたら、深夜になって、昼間相談の電話をかけた友人から「その後どう?」と電話がありました。
私はその日までのいきさつを全部彼女に話し、友人はそれを静かに聞いてくれました。
?もし旦那さんが帰ってきても責めちゃ駄目だよ?
と友人は言います。
「え〜でもその自信ないよー」
私はもう疲れきっていて、夫に対して気遣いする気力がありませんでした。
?駄目なんだって。責めたりしたら。ほんとに自殺しちゃうんだから?
当時彼女の夫も抑うつ状態から来る自律神経失調症で会社を休んでいました。彼の同僚も同じように会社に行くことができずにいたのですが、奥さんが彼に「あなたがもっとしっかりしなくちゃ」というようなことを言って責めたのだそうです。その後、彼は自殺してしまったということでした。
?生きてるだけで儲けもんなんだからさ、もうちょっとだから頑張ろうね?
彼女はそう言ってくれました。
その後はくだらない馬鹿話を二人で2時間もしました。大声で笑ったりしてずいぶんと気が楽になり、その晩は良く眠れました。
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