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その日暮らしなワタクシのこと
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トム少佐の憂鬱

米宇宙飛行士を生涯苦しめる、月面着陸時の神秘的感覚


月に行った宇宙飛行士のクラブがあるそうだ。
皆地上に戻ってきたときに、あまりに有名になりすぎたことや、月での神秘的な体験があまりに強烈であったために、宗教にのめり込んだり、ちっぽけな人間達との生活になじめなくなってアルコール依存症になったり、精神的に崩壊してしまったり、離婚してしまったりしているのだ、と言う記事である。

AA(アルコホーリクス・アノニマス)アラノンなどの12ステップ系の自助Gでは、「霊的目覚め」が回復のためにとても重要だとされている。
自分を超えた偉大な力(ハイヤーパワーと呼ばれている)に自分が生かされている、と言う感覚を大切にし、自分がちっぽけで様々なことに無力であることを認めると、ずっととらわれ続けていたものから解放される。生きづらさから抜け出すことができる、と言うのである。

宇宙飛行士達は、神の視線を体験してしまうことで、現世から生きながらにして漂流し始めてしまうことがある、と言うことなのだろう。強制的に「霊的目覚め」を体験させられてしまった、と言うような感じか。

ユングの夢分析によると、空を飛ぶ夢を見ているときは、自分の生き方が地に足の着いていない状態であることを無意識が警告しているのだそうだ。
特に風船のように自分自身がふくらんで空に浮かぶような夢は大変危険な状態である、と言うことである。
まさに、宇宙飛行士達はこのような状態に陥ってしまったのだろうと思う。しかも強制的にそのようにさせられてしまった、と言うのが、彼らの悲劇である、と言うことであろうか。

デビッド・ボウイのデビューアルバムは、「Space Oddity」という。その一曲目がアルバムタイトルと同名の曲である。
宇宙飛行士であるトム少佐は月への旅(?)の途中でカプセルの回路が故障し、そのまま宇宙の彼方へ行ってしまう。

"Planet Earth is blue, and there's nothing I can do."
という、圧倒的な無力感にさらされて、トム少佐は心を壊してしまうのだ。
この曲がリリースされたのは丁度アポロ時代である。デビッド・ボウイは、宇宙飛行士の憂鬱を的確に表現していたのだと言えるだろう。
世界中がアポロに浮かされていた時代に、何という洞察力であろうか。しかも当時彼は19歳だった。すごいとしか言いようがない。(顔も良いし♪)

日本人で最初に宇宙へ行った秋山豊寛氏は、宇宙から戻ってきた後TBSを退社し、今は無農薬農業に従事しているという。

スペース・オディティ
スペース・オディティ
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