QLOOKアクセス解析

新しい朝が来た

その日暮らしなワタクシのこと
<< October 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< インフルエンザ上陸 | main | お絵かきダンス >>

12の伝統で国家を語ってみる その1

12ステップ系の自助グループ(アルコホーリクス・アノニマス-AA-、アラノン、ギャンブラーズ・アノニマス、ギャマノン等々)には、12ステップの他に、12の伝統、と言うものがあります。(他にも、サービスのためのコンセプト、と言うのがあったりもします)
12ステップが個人の回復の道のりに対しての道標であるとすれば、12の伝統はグループ、コミュニティ(その自助グループそのもの)の維持のための指針であると言えます。 12の伝統は、12ステップ系の自助グループで、実際の社会生活にも応用できるものである、とされています。詳しくは、各自助グループのウェブサイトなどでご確認下さい。(AA、アラノンのウェブサイトは、拙blogのサイドバーのリンクからどうぞ)
 
で、ちょっと話をでかくして、伝統で国家を語ってみようと、急に思い立ったのであります。ネタ的考察なので、軽く読み流して頂ければ幸いです。 12の伝統の詳細は、私がアラノンの人なので、アラノンの伝統から入らせてもらいますが、基本的にはどの自助グループも伝統のアウトラインは同じです。何故なら、全ての12ステップ系のグループは、アルコホーリクス・アノニマスを起源としているからです。
 
*****
 
では早速伝統1から。英語原文はアラノンWSOLINKに掲載されているものです。
1. Our common welfare should come first; personal progress for the greatest number depends upon unity.
 伝統1で語られているのは「共同の善」と「一体性」、です。AAの日本語訳だと、「全体の福利」と「一体性」となります。
 AAあるいはアラノンといったものを、ある名称を持った一つのコミュニティとして捉えると、そのコミュニティを維持することが何よりも大切である、と言うことになります。コミュニティがなくなれば、例えばアラノンであれば、アルコール依存症者の家族は回復の手段の大きな部分を失い、路頭に迷うことになります。AAであれば、依存症者本人が回復の手段を失うことは、死へ直結することと同義です。
これを国家になぞらえれば、「国体の維持」が、第一義的に重要であり、個人の福祉(welfare)はその後、と言うことになります。国がなくなれば、国民は文字通り難民あるいは流浪の民になります。パレスチナやユダヤの人々のように、国家を持たない(持つことができなかった)民というのは誠に不幸です。国家あっての物種なのです。そして、そのコミュニティのメンバー、国家になぞらえれば、国民一人ひとりの幸福な生活は、その国民の「一体性」にかかっている、ということになります。一体性とは何処に起因するか、それは後段の伝統で語られます。

次は伝統2です。
 2. For our group purpose there is but one authority—a loving God as He may express Himself in our group conscience. Our leaders are but trusted servants—they do not govern.
「愛なる神」というのがいきなり出てきてびっくりしてしまいますが、キリスト教的な文化の中に生まれた自助グループでありますから、このような表現になるのではないでしょうか。
重要なのは次の一文。「リーダー」とは「奉仕するもの」であり「支配者」では「ない」と言うことです。唯一の権威――愛なる神――を、コミュニティの外に置くことで、このコミュニティの中にある「リーダー」と呼ばれる人達が支配者であってはならないことを警告したものであると私は理解しています。
パブリック・サーバント、という言葉があります。直訳すれば公的な召使い。為政者は国民のための下僕であれ、と言うような意味でしょうか。「天下為公」という言葉があります。中国の礼記が出典だそうですが、まさに、伝統2、ですね。
 
今日は伝統3まで取り上げさせて頂きます。
 3. The relatives of alcoholics, when gathered together for mutual aid, may call themselves an Al-Anon Family group, provided that, as a group, they have no other affiliation. The only requirement for membership is that there be a problem of alcoholism in a relative or friend.
 伝統3に関してはAAのものの方がが単純明快です。
3.The only requirement for A.A. membership is a desire to stop drinking.
酒をやめたい願うことがAAメンバーになるための唯一の条件である。全く単純明快です。アラノンの方には、グループを名乗るための条件も付帯しています。AAの伝統の長文のものにも、この条件が書かれています。
あるコミュニティに属しながら、その他のコミュニティに属することを禁じています。無論、各個人メンバーは複数の異なるコミュニティに所属することを禁止してはいません。実際、親がアルコール依存症者で、自分も大人になってアルコール依存症になってしまい、現在酒をやめたいと思っている人は、アラノンとAAの両方のメンバーになれます。もしその人の配偶者がギャンブルにはまってしまっている人ならば、ギャマノンのメンバーの資格も満たしているのです。
国家になぞらえてみれば、国籍法のようなものでしょう。グループの成立条件として他のコミュニティに属するのを是としないのは、一国二制度の禁止のようなものでしょうか?どこかの都道府県が、日本の他に例えばウクライナにも所属する、と言うようなことは、そりゃあり得ないことなのでしょうけれども。或いは都道府県よりももっともっと小さなグループと言えば「家族」あるいは「世帯」でありますが、日本の「世帯」が、他国に所属する(言ってみれば住民票を登録する)ようなことはあってはならない、と言うことでしょうか。
 
*****

 今日はここまで。
 

にほんブログ村 主婦日記ブログ ぐうたら主婦へ
にほんブログ村
そのまんま | permalink | comments(0) | trackbacks(0) | - | -

この記事に対するコメント

コメントする









この記事のトラックバックURL
http://1ststep.silver.egoism.jp/trackback/930175
この記事に対するトラックバック
QLOOKアクセス解析